住宅の性能を評価、表示する基準値の一つに「耐震等級」というものがあります。
これは、「地震などに対する強さ（構造の安定）」の基準のことで、最低等級を等級1（建築基準法レベル）として、次の基準が設定されています。
なお、この基準では評価の対象を、柱、はり、主要な壁、基礎などの構造躯体の部分としています。
【耐震等級1】
- ・極めて稀に（数百年に一度程度：東京を想定した場合、震度６強から７程度）発生する地震力が建築基準法で定められており、この場合に構造躯体の倒壊、崩壊等を起こさないこと
- ・稀に（数十年に一度程度：東京を想定した場合、震度５強）発生する地震力が建築基準法で定められており、この場合に構造躯体の損傷を起こさないこと
【耐震等級2】
- ・耐震等級1で耐えられる地震力の1.25倍の力に対して倒壊や崩壊等、また損傷を生じないこと
【耐震等級3】
- ・耐震等級1で耐えられる地震力の1.5倍の力に対して倒壊や崩壊等、また損傷を生じないこと
参照（外部サイト）：地震などに対する強さ（構造の安定） | 一般社団法人 住宅性能評価・表示協会